俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

舞にはわからなかった。

なぜこんなにも自分に構うのか。

なぜこんなに優しくするのか・・・・。


「確かに、オレの周りには地位も名誉も、金も容姿も。

それを持ち合わせた女なんて腐るほどいる・・・だが。

中身のない奴らばかりだ」


「・・・・」


「舞、お前はいつも自分に正直で、素直だ。

他の女どもにはないものを持ってる…俺は、それが欲しい」


自分の奥底に想っていた事を、正直に言葉にした英志は、

舞より、もっと驚いていた。

自分がそんな事を思っていたなんて、

今までかけらも考えていないと思っていたからだ。


「社長、私は・・・・」

英志の言葉に、どう応えたらいいのか。

舞は、今、貴洋の事を想っている。

どんなに叶わない恋だとしても、その想いは変わりそうにない。


「皆まで言うな・・・

舞が誰を想っているかなど、分かりきってる。

誰かを想って泣いてる舞を見るのは辛い。

だが、それでも、俺は舞が好きだ、そんな涙さえ、

愛おしいと思う」