俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

「私が、英志さんから離れれば…ぁ!」

電話の途中で、携帯を後ろからとられてしまった舞。

驚き振り返ると、そこには帰宅した英志の姿があった。


「やはり、貴女に舞の事を言うべきではなかったようだ。

彼女に手出しだけはさせませんよ」


『…あら、一緒にいたの。

・・・私に父が、これを知ったら、岡崎との取引すべてから

手を引くでしょうね?』


そう言って笑う静香。

…心の中では泣いていた。

好きな男を苦しめたところで、自分が幸せになると

思うわけがない。


…それでも、意地悪しないと、この気持ちは収まりそうになかった。



「…結構です。

こちらとて、三井だけが取引先ではない。

他にも何社もの取引先がありますので・・・。

岡崎を甘く見てもらっては困る。

ですから、お好きなように・・・」


・・・三井との取引が一番大きな利益を産んでいた。

だから、今後の経営は、傾くこと必至だった。