俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

その言葉に当然ながら驚いた静香。

しかし英志は態度一つ変えることなく、

淡々と話しを続けた。

「そう言う訳なので、私は失礼します。

縁談の話しは、私の方から、三井会長にお断りの電話を

入れておきますので」


そう言って静香に一礼した英志は、その場を去ろうとする。


「待って!待ってください。

…一つだけ、応えてください。

結婚を決めた相手と言うのは一体誰ですか?」


「…教える必要がありますか?」

静香が舞に何かしてはたまらないと、英志は言葉を濁した。



「そんなに警戒なさらなくても、その方には何も言いませんし、

何かしようとも思いませんから」


「・・・・」

しばらく考えた英志だったが、静香があまりに真剣に頼むので、


「うちの会社の副社長の娘さんです」

それだけ言って、英志はその場を後にした。


「…舞さん・・・・」

静香がぼそりと呟いた。