俺様社長とスキャンダルキス~おまけ完~

間もなくして運ばれてきた料理。

舞は美味しそうに食べ始める。

英志も、一口それを口にした。

「・・・・・」

「どうしました?」

もぐもぐする英志だが、表情が微妙。


舞は首を傾げ、英志を見つめる。

「舞の料理の方が、数段美味いな」

「…不味いですか?」

「・・・・」

英志は、相変わらず、微妙な表情で、小さく頷いた。


「帰って、料理、作りましょうか?」

なんだかいたたまれなくなった舞が呟く。


「舞は、美味いんだろ?」

「そうですね」


「だから、舞は気にせず食べる」

そう言って、英志はまた、進まない箸を、

嫌々進め始めた。


舞はやっぱり、そんな英志が、可笑しくて…

でもなんだか愛おしくて、クスクスと笑っていた。