「!?」
「色の手あったかーい!!」
「ゆゆゆ、夢ちゃん!!??」
夢ちゃんが俺の手を握っていた
「色はあったかいんだねっ!」とにこにこしているが……
可愛すぎて昇天しそうだ……

正直離して欲しくないが離して欲しい

「というよりー……ちょっと熱があるのかな!やっぱり顔赤いし」
「いや、だ、大丈夫!本当に大丈夫だから!!」
「でも……」
「大丈夫だから!!!!!!」
また少し避けてしまった


わかったと不満げに俺の手を離す夢ちゃんは少しすねているように見えた

「…、心配してくれてありがと…」
「べつに」
と夢ちゃんはムスッっとした
あぁ、すねてる

「……ごめん。…緑探そう……?」

返事はなかった
どうやらすねたというより怒らせたに近いようだ


……どうするか…。