…アイツの家が見えてきた
「ついた……なかなか老体にはこたえるね…」
「何言ってんだか、まだ若いだろーが」
「ならいいんだけどねー」
玄関の前につく
「兄さーん！……あれ？鍵がかかってる」
「留守か？」
「んー、どうだろすいませーん誰かいなーい？」ｺﾝｺﾝ
「はーい！！」
扉の向こうから微かに聞こえた聞き覚えのある高めの声
「はい！今開けるっ！」ガチャガチャと言う音のあとにギィ…と少し気味の悪い音
「龍さん！色ー！！」出てきたのは俺の弟、緑。
「あ、あれ？緑くん？兄さんと夢ちゃんは？」
「夢ちゃんなかにいるー！しょよさん出掛けたー！」
「アイツまた夢ちゃん置いて出掛けたのか！？」
「うん！」
「はぁーっ」と俺が呆れていると
「じゃあちょっと入らせてもらっていいかな？」と龍
「うん！」
「じゃあ失礼するね、お邪魔します。」
「…あ！！色と龍さんすぐ帰っちゃう？？」
「んー、僕はすぐ帰るかな、色は？」
「俺は……緑どうしてほしい？」
「一緒に遊ぶー！」
「じゃあ残る」
「了解、９時までに帰ってきてね。」
