でもそんなのん気な事言ってられないんだよなー……

「龍のやつ……」小声でつぶやく
「全くー、龍くん遅いよー」と頬を少し膨らませる小宮神士
……あざとい。

「ねーしんじー」今までクッキーを頬張っていてほぼ空気だった緑が喋り出した。
「なぁに?」
「りゅーさんとなにおやくそくしたのー?」
「あー、……お仕事…かな?」
「へー」

"お仕事"か……
実を言うとこいつと龍が仕事のない日に仕事の話をするのは珍しい

そもそも小宮神士は、薬剤師
龍は、医者
あまり話すこともないだろう、しかもここで待ち合わせると言うことは恐らく
松田松杳も関係あるのだろう

まー俺にはあくびがでるほど関係ねぇ話だけど。