3分くらいたったか?
龍がくる気配は全くない

小宮神士は、拗ねたように唇をとがらせ眉間に軽くしわをよせ
まるで子供が拗ねたような表情をしていた

その時夢ちゃんがビクビクとしながら部屋に入ってきた
「お、お紅茶はいりまひた」かんだらしい
「おこうちゃー」と緑
「ど、どうぞ」明らかに緊張した様子
ティーポットを持つ手が震えていた

「…夢ちゃん?」小宮神士が微笑みかける
「は!はひ!なんれしょ?」ってかみすぎ…少し微笑ましい

しかし状況は微笑ましくない。

「紅茶はこんな熱いお湯でいれないよ?普通。」と困ったように首を横に倒す

「ははははい!ごめんなさいおぼえておきまふ!」動揺しすぎててまるでコントを観ているみたいだ

今思い出したが小宮神士は紅茶をいれるのがうまいと龍が言っていた

……気がする。

確かに熱いお湯でいれると必要以上に苦くなって美味しくないが
夢ちゃんも松田松杳も砂糖を入れるし
あまり関係なかったのだろう

にしても触れてもいないのに熱いなんてよくわかるぜ全く


「し、色、と、隣いいかな??」
「え?あ、あぁ」
小宮神士からなるべく離れたいのであろう夢ちゃんは、俺の隣に座ると

ふぅっ
と一息ついた

なんだかかわいーなぁ