「そーだ!緑くん!おやつにしない?色も!」
「おやつ!?」
「あ、うんいいけど」
「私準備してくるからここで待ってて!」
ここ!といいながら指を指したのはさっきお茶を飲んだところだった

俺としては夢ちゃんの機嫌が気になるところだが
特に変わった様子はなかった

「つかれたー」
「移動なんかしてるからだろうが」
「だって、隠れる場所なかったんだもん…」
「そうか?」
緑は、ふぁあとあくびをして目をこする、どうやら眠いらしい

「緑?大丈夫か?」
「ん……だいじょぶー……」
弱々しい返事だった
緑は、ソファの肘掛けに頭をおき
足をたたんでいた
「おーい緑、寝んのか?」
「……ぅ…ん」
と目を閉じてしまった

静かな寝息が聞こえる


台所からはガチャガチャと慌ただしい音が鳴っていた