Task Force-特別任務部隊-

ナチス親衛隊が後退した事で、さしたる抵抗を受ける事も無く、世界統一政府軍総司令部のあるロンドン市街に達しようとしていた。

首都ロンドンの運命は当主率いる世界統一政府軍本隊隷下のブルトザオガーとアインザッツグルッペンに委ねられていた。

しかし予備兵力は薄く、書類上は師団でもその戦力は著しく低下しており外国人戦闘員など、即席部隊で対応しなければならなかった。

また、その即席部隊は末端兵士だけでなく、指揮官も忠誠心の強さのみで取り立てられたものが多かった。

どの部隊も定数を下回る寄せ集めであり、アメリカ軍とタスクフォースの前に包囲網は狭まっていった。