「動かないで下さい中佐、今止血と応急処置を施します」
応急処置用の救急キットを取り出し、マクナイトの治療にあたるジェフ。
「……」
マクナイトは大人しく、その手当てを受けていた。
射撃の腕前は自分を上回り、悉く命令には不服従、最後にはマットまで反発。
意地になってジェフとマットを切り捨て、任務を続行しようとした挙句に敵に負傷させられ、足を引っ張ってこの様だ。
それでもジェフ達は、身を挺してマクナイトを救出してくれた。
マクナイトはコートニーの無線を信用せず、切り捨てたのに。
「93年10月3日のモガディシュの戦闘に参加した俺の親父は、戦場に置き去りにされて夜通し戦い続けたレンジャーの仲間を、例え死体であっても誰一人残す事なく連れ帰ったと話していました」
マットは治療を終えたマクナイトの体を担ぎ上げる。
「俺はそんな親父を誇りに思っています。だから俺も見捨てない。中佐、貴方は俺達が必ず生きて連れ帰ります」
応急処置用の救急キットを取り出し、マクナイトの治療にあたるジェフ。
「……」
マクナイトは大人しく、その手当てを受けていた。
射撃の腕前は自分を上回り、悉く命令には不服従、最後にはマットまで反発。
意地になってジェフとマットを切り捨て、任務を続行しようとした挙句に敵に負傷させられ、足を引っ張ってこの様だ。
それでもジェフ達は、身を挺してマクナイトを救出してくれた。
マクナイトはコートニーの無線を信用せず、切り捨てたのに。
「93年10月3日のモガディシュの戦闘に参加した俺の親父は、戦場に置き去りにされて夜通し戦い続けたレンジャーの仲間を、例え死体であっても誰一人残す事なく連れ帰ったと話していました」
マットは治療を終えたマクナイトの体を担ぎ上げる。
「俺はそんな親父を誇りに思っています。だから俺も見捨てない。中佐、貴方は俺達が必ず生きて連れ帰ります」


