数日後。

廃工場を中心に抵抗を続けていた将軍の第11軍団が投降し、世界統一政府軍第6軍の抗戦は終わった。

アメリカ軍は勝利宣言を行い、ここに第二次スターリングラード攻防戦は終結する。

モスクワではクレムリンから祝砲が轟き、ラジオでは『第6軍は死んだ。当主が生きていく為に』と第6軍の将兵が全員戦死したと報じ、ベートーヴェンの交響曲第5番『運命』を放送したという。