Task Force-特別任務部隊-

それを見て。

「マット、援護を!」

「了解!」

ジェフとマットは迷わなかった。

ジェフが弾丸降り注ぐ戦場へと飛び出していき、マクナイトの救出にあたる。

マットは物陰から、敵狙撃手の排除の為にM16A2を発砲し続ける。

マットの牽制射撃により、攻撃の手を止められる敵兵。

その隙にジェフはマクナイトに駆け寄り、彼のACUの襟首を摑んで引き摺る!

一気に引っ張り、建物の陰に引き摺り込んだ。

「マット、救急キットを」

ジェフが、一番深いと思われるマクナイトの首の傷を診る。

右の頸部から出血。

しかし幸運にも、頸動脈からは外れている。

あと数ミリずれていたら、頸動脈を傷つけられて出血多量は免れなかっただろう。

両足の傷も、弾丸は抜けていた。