Task Force-特別任務部隊-

首を押さえ、よろめくマクナイト。

更に右足首、左の脛と、弾丸が命中する!

「中佐!」

物陰から叫ぶマット。

凄まじい銃撃だ。

地面を打つ雨のように、跳弾が跳ねているのが目に見えて分かる。

マクナイトに続いたレンジャーの兵士達が次々と射殺され、死しても尚弾丸を浴びていた。

飛来したRPGの爆発により、まるでボロクズのように吹き飛ばされる。

原形を留めないほどに四散する肉体。

悲鳴と呻き声と銃声が入り混じる地獄絵図。

そんな中でも。

「う…うぅっ…」

マクナイトはまだ生存している。

首の傷を押さえ、撃たれた両足で、何とか這いずって物陰に移動しようとしている。