「…か…は…」
治療の途中、進藤が意識を取り戻す。
「進藤君!」
彼の手を握り締める豊田。
「とよ…だ…さ…」
「何?ここにいる!私はここにいるわよ!」
「…っ…」
パクパクと金魚のように。
進藤は口を動かす。
「えっ、何?」
「たにぐち…」
進藤は途切れ途切れに言う。
「谷口は…俺が…殺りました…」
「っっっっ…」
進藤の口から漏れる、谷口の名前。
大切な人が、大切だった人を殺したという言葉。
そしてその大切な人もまた今、命の灯が消えかけている。
治療の途中、進藤が意識を取り戻す。
「進藤君!」
彼の手を握り締める豊田。
「とよ…だ…さ…」
「何?ここにいる!私はここにいるわよ!」
「…っ…」
パクパクと金魚のように。
進藤は口を動かす。
「えっ、何?」
「たにぐち…」
進藤は途切れ途切れに言う。
「谷口は…俺が…殺りました…」
「っっっっ…」
進藤の口から漏れる、谷口の名前。
大切な人が、大切だった人を殺したという言葉。
そしてその大切な人もまた今、命の灯が消えかけている。


