Task Force-特別任務部隊-

その時だった。

「貴様ら!」

突然声をかけられ、倉本は思考を停止して顔を上げる。

迷彩服3型を身に付けた、壮年の男性が立っていた。

民間人ではない。

あの出で立ちから察するに、戦術陸上自衛官だろうか。

「民間人がこんな所で何をしている?」

「我々は民間人ではない」

男性の言葉に、倉本は答えた。

「警視庁捜査一課刑事の、倉本 圭介と、こっちは巽 英二だ。逃げ遅れた民間人保護の為に、周辺を回っている」