Task Force-特別任務部隊-

…そこにいたのは、子供だった。

銀髪の、6歳かそこらの少年。

手にしたAK-47が、随分と大きく見える。

「撃てるのか」

ガイストは言う。

「子供だからって嘗めるな。俺はパレスチナ紛争でその腕を認められて中東を転戦して、このアフガニスタンに来たんだ。一人前の兵士だ」

確かに、6歳とは思えない口振り、強い意志を感じさせる表情。

銃の構え方も堂に入っている。

しかし。

「そんな事を言ってるんじゃない」

ガイストは無表情のままだった。

「『そんな足で』撃てるのかと訊いているんだ」

…その少年は、右足の膝から下がなかった。

壁に寄りかかって、銃を構えている。

「馬鹿にするな!足がなくたって引き金は引ける!」

少年がAK-47のトリガーを引こうとした瞬間!

「!?」

ガイストは回し蹴りで少年の銃を蹴って射線を逸らし、更に後ろ回し蹴りで地面に薙ぎ倒した。

すかさず銃口を少年に突きつけるガイスト。

少年は敵ではなかった。