Task Force-特別任務部隊-

顔を上げた豊田は、今にも崩れ落ちそうなほどに儚げに見えた。

「死ねって…言われたんです…」

豊田の瞳から涙が零れる。

「同じ小隊にいる時に、ずっと私を守っていてくれた谷口君の口から…私や小川小隊長に向かって…俺の為に死ねって…憎悪剥き出しの顔して…指差して言われたんです…」

嘗て愛した男が、剥き出しの殺意を露わにして死ねと吠える。

薬物やマインドコントロールで精神操作されているといえ、それがどれ程に深く心を抉る事か。

戦術自衛隊員である前に女。

豊田から戦う気力を削ぐには、十分すぎる理由。