Task Force-特別任務部隊-

「と、豊田さん…」

何と声をかければいいのか。

ただただ豊田の名を呼ぶ進藤に対し。

「っっっ…」

豊田は何も言わず、進藤の胸にしがみ付いた。

…泣いていた。

強気な戦術自衛隊小川小隊の先輩隊員である豊田が、後輩の進藤の前で泣く事など、今まで一度もなかった。

だからこそ進藤は歯噛みする。

嘗ての恋人に、俺の為に死ねと言ってのけられた。

その悲しみ、苦しみ、如何ばかりか。