Task Force-特別任務部隊-

「民間人に注意しろ、向こうが撃って来るまで発砲はするな」

マクナイトがジェフに言う。

相手が銃を持っていようと何人集まっていようと、撃ってこない限りはこちらからは撃てない。

それが軍における交戦規定というものだ。

あくまでも正当防衛を貫く為である。

「屋上の敵に注意しろ。冷静にな」

「わかっています」

周囲に注意を配りながら、ジェフはマクナイトに返す。

車両部隊は入り組んだ市街路を走る。

爆発の煙と砂埃で、何も見えない。

まるで廃墟だ。

「12時方向、建物のバルコニーに軽歩兵三名。恐らく民兵」

ハンヴィーを運転しながらマットが言う。

「武装しているか?」

「いえ、こっちを見てるだけです。絶対俺達を見張ってる」

「…それだけじゃあ撃てないな」

ジェフはマットとやり取りを交わす。