その空気を何とか変えようと、ドーベルは咳払いする。

「と、とにかく、兵士達の除隊や脱走に関しては、私の方で何とかしておく。貴様は余計な事を言わずに自分の仕事をしろ、いいなっ?」

「………………了解しました、ドーベル司令」

敬礼して、マクナイトは退室する。

「~~~~っっ」

ようやく重圧から解放され、椅子に体を預けるドーベル。

冷や汗が止まらない。

おのれマクナイトめ。

部下の癖に、何だあのプレッシャーは。