弾薬を受け取り、ガイストは話題を変える。

「現在、デュラハンには新しいコントラクターが十数名、ヘリが二機、アジトがこことアフガンの山岳地帯の二ヶ所…」

「よく集まったもんだ。まだANの襲撃で仲間やアジトを失って一週間くらいしか経っていないっていうのに」

ゴーストが感心したように言う。

これも、ガイストが世界中を駆けずり回ってリクルートしたお陰だ。

ピーク時の600人もの傭兵には劣るが、現在集まっているのは殆どが外国人戦闘員。

世界中の紛争地帯を渡り歩いてきた連中だ。

兵士としての質は、以前にも劣らない。

「少し落ち着いたら、あのコントラクター達も世界中に派遣して、武器や装備品を回収させる。以前の規模に戻るのも時間の問題だ」

ゴーストは満足そうに葉巻に火を点けた。