Task Force-特別任務部隊-

ゴースト亡き後、コートニーもまた消息を絶ち、残された彼の私兵部隊は、世界各地の戦場に頻繁に介入するようになった。

首領であるゴーストを喪いながらも統制のとれた行動をとる私兵部隊は、さながら首のない騎士の幽霊のようだった。

以降、彼ら私兵部隊は『首無し騎士(デュラハン)』と呼ばれ、恐れられている。

彼らもPMSCsに近い存在だが、軍需産業連盟に共鳴する事はなく、独自の行動をとり続けているらしい。

「コートニーも、デュラハンと行動を共にしているんじゃないのか」

「そうだったらいいんですけど…」

ジェフの言葉に、マットは一縷の望みを託そうとする。

と。

「こんな所にいたのか」

マクナイトが二人のもとにやって来た。

「作戦会議だ。アフガニスタンの市街地で復興活動をしていた戦術自衛隊の隊員二名が、テロリストと思われる武装勢力に拉致されて行方不明らしい。我々を含むタスクフォースに、捜索及び救出任務が与えられた」