そんなベルリンの壁崩壊が翌年に迫った88年。

ゴーストは西ベルリンに亡命しようとする住民の手助けをする護衛として、生計を立てていた。

ドイツ民主共和国国境警備隊の兵士達からは『神出鬼没の幽霊』として恐れられ、事実多くの警備隊兵士を倒していた。

そこでドイツ民主共和国国境警備隊も、凄腕の傭兵を雇う。

夜、ベルリンの壁を乗り越えようとする住民達を先導するゴーストの前に立ちはだかった兵士。

CQCを習得したゴーストにも全く引けを取らず、大振りのマチェット(山刀)で彼をギリギリまで追い詰めたのは、バラクラバを着用した日本人の女だった。

それがショーコとの出会い。

やがて一夜を共に過ごし、ガイストの母親となる女性だった。