Task Force-特別任務部隊-

先に進めば進むほど、山岳地帯とは思えない光景が広がっていく。

仮設のテント、設営された照明、数多くの大きな木箱が置かれているが、中には武器や弾薬が入っているのだろうか。

何らかの軍事拠点のようだった。

可能な限りここの情報を収集し、標的のアフマド・ジャールを発見、排除しなければならない。

チーム8単独の任務遂行が不可能だとしても、より多くの情報を集めてここを脱出し、タスクフォース部隊が攻撃を仕掛ける為の材料とする。

岩陰やテントの陰に隠れながら、拠点の深部へと進んでいくチーム8。

「ここで別れよう。俺はこの上に登って監視する。幸い風が強く、砂埃で視界は悪い。それに乗じて侵入しよう」

トライデントは岩壁に手をかけ、更に上へとよじ登っていった。

この砂埃では、スティングレイも幽霊のようなものだ。

近づかなければ歩哨に気付かれる事もあるまい。

M4カービンを構え、スティングレイは慎重に進んでいく。

どうやってこんな山岳地帯にまで運び込んだのか、MRAPが停車してある。

その車体に隠れて進むスティングレイ。

テントの近くを歩いている歩哨を、無音で発砲して始末する。

『スティングレイ、聞こえるか』

トライデントからの無線。

『拠点の南東に給油所があるのが確認できる。そこにC4爆薬を仕掛けろ。攪乱する』