Task Force-特別任務部隊-

しかし。

「危険を冒した甲斐があったな」

肩にかけていたM4カービンを手にしながら、トライデントが言う。

こんな険しい断崖絶壁の上を、数人の歩哨が歩いていた。

米軍も使用しているACUを身に付け、FN MAG汎用機関銃を持った歩哨。

恐らくはANの兵士。

何故こんな山岳地帯を警備しているのか。

ここに重要な拠点、或いは重要人物の隠れ家(セーフハウス)があるからに他ならない。

「アフマド・ジャールの潜伏先…」

「のようだな…ドーベルの情報も、今回は正しかったらしい」

トライデントはスティングレイの顔を見る。

「行くぞ。警戒を怠るな」