基地内へと案内するマット。

その途中。

「!」

マクナイトは、訓練施設にいる一人の男を見つけた。

ジェフ・サンダース。

デルタフォース所属の兵士で、第三次世界大戦時はマット達を率いて『サンダース分隊』の分隊長を務めた。

有能な兵士だ。

だが。

「サンダース軍曹」

強い口調で、マクナイトは彼を呼ぶ。

「…ご無沙汰しています、マクナイト大尉」

「中佐だ」

ジェフの言葉に、マクナイトはすかさず返す。

「ニューヨーク侵攻阻止作戦以降も、エヴァーズマン達を率いたそうだな…よく務まったもんだ。規律も守れんデルタ出身のお前が」