「はぁ⁈おい、麗美歌。どーゆーことなんだよ」




麗美歌はほとんど泣きそうな状態。



「…あ、の..え..っと、、」




何も言わない麗美歌をよそに、もう一度あの男を見た。




…なるほど。



この男は、麗美歌と同じ制服。




って事は、高校が一緒なのか。



「お前、こいつと付き合ってるんだ?」




「…ご、め..な、さっ..ぃ」



なんで、お前が泣くんだよ!



泣きたいのはこっちだっつーの!



「…もう、いい。終わりだ。じゃーな」



麗美歌の声が聞こえた気がしたけど、
俺は、無視してこの場を足早に去った。