他愛のない話をしながら歩いて、駅に着いた。



すると、


「…麗美歌?おー!やっぱり麗美歌じゃん!お前、いっつもこんな早い時間に来てるのか?」



誰だよ..こいつ。



俺は、隣にいる麗美歌に視線を移す。




麗美歌は、目を見開いていて、あたふたしていた。



すると、また、



「…ん? お前!その横にいる男誰だよ」



何言ってんだ、こいつ。



「麗美歌の彼氏ですけど?」


俺は少し切れ気味に低い声で言った。




「はぁ⁉︎麗美歌の彼氏は俺だっつーの」




俺は、目が点になった。