そんな千夏に後押しされ、私は真っ直ぐ前を見た。
「私原さんのことが好きです」
「ふーん…え?」
「でも元カレに未練タラタラなのに、原さんとは関係を持っています」
「ちょ、有村さんストップーー」
「なので一度頭を冷やしたいと思います」
もう限界。
自分で何を言っているのかさっぱり分からない。
分かるのは、私を止めようとする原さんを完全無視して自分の気持ちをぶつけて、終いには逃げようとしていること。
よくよく考えたら、身勝手極まりない。
しかしその時の私には、そんなことを考える余裕なんてものはなかった。
私は原さんの返事を待つことなく、「お邪魔しました」と口早に言い、席を立って玄関へ向かった。
しかし。
「君は本当にズルい人だね」
困った風に聞こえる声と共に、原さんに腕を掴まれ玄関へ辿り着けなかった。
驚いて振り返れば、そのまま原さんの腕の中へ連れていかれギュッと抱きしめられてしまった。
「あの」
「最初はただの興味本位で絡んでた」
「え?」
「小さくて小動物みたいなのに、言うことやることは見た目とかけ離れてるし」
「ちょ原さん」
それ褒めてるの?
褒め言葉には程遠い言葉を発する原さんにストップをかけようとしたが、
「でも気付いたら有村さんに惹かれる自分がいたんだ」
原さんの衝撃発言により断念。
黙ってしまった私に、原さんは一人話を進める。
「私原さんのことが好きです」
「ふーん…え?」
「でも元カレに未練タラタラなのに、原さんとは関係を持っています」
「ちょ、有村さんストップーー」
「なので一度頭を冷やしたいと思います」
もう限界。
自分で何を言っているのかさっぱり分からない。
分かるのは、私を止めようとする原さんを完全無視して自分の気持ちをぶつけて、終いには逃げようとしていること。
よくよく考えたら、身勝手極まりない。
しかしその時の私には、そんなことを考える余裕なんてものはなかった。
私は原さんの返事を待つことなく、「お邪魔しました」と口早に言い、席を立って玄関へ向かった。
しかし。
「君は本当にズルい人だね」
困った風に聞こえる声と共に、原さんに腕を掴まれ玄関へ辿り着けなかった。
驚いて振り返れば、そのまま原さんの腕の中へ連れていかれギュッと抱きしめられてしまった。
「あの」
「最初はただの興味本位で絡んでた」
「え?」
「小さくて小動物みたいなのに、言うことやることは見た目とかけ離れてるし」
「ちょ原さん」
それ褒めてるの?
褒め言葉には程遠い言葉を発する原さんにストップをかけようとしたが、
「でも気付いたら有村さんに惹かれる自分がいたんだ」
原さんの衝撃発言により断念。
黙ってしまった私に、原さんは一人話を進める。

