「ねぇ由依」
「ん?」
「一つ聞きたいことがあるんだけど…」
ミカンゼリーを食べようとしていた時、急に声のトーンを落とした千夏が私の名前を呼んだ。
また何か、課長とあったのだろうか?
てっきり千夏の悩みでも聞かされると思っていた。
だから、
「原さんと何かあった…?」
と直球で聞かれ、尚且つ原因まで言い当てた千夏に、思わずゼリーを食べようとしていた手が止まった。
嘘でしょ…?
いや、だってね?
失礼だけど、あの千夏が言い当てるなんて誰が想像出来る?
うーん…千夏も成長したのかな。
そう感心しつつ、とりあえずこの子にだけでも話そうと思った。
元彼と付き合っていたことも別れたことも、知っているのは千夏だけだ。
色々めんどくさいから、という理由で周りにはバレないよう付き合っていた。
社内で話すのは必要最低限、帰りも別々。会うのはどちらかの家かホテル。
どちらかというと淡白だったような気もするが、今考えると秘密のままで良かった。
もしも千夏と課長みたいに関係が周知の事実にでもなっていたら、私は哀れみと同情の目で見られていたことだろう。
そんなことに耐えられるわけがない。
「ん?」
「一つ聞きたいことがあるんだけど…」
ミカンゼリーを食べようとしていた時、急に声のトーンを落とした千夏が私の名前を呼んだ。
また何か、課長とあったのだろうか?
てっきり千夏の悩みでも聞かされると思っていた。
だから、
「原さんと何かあった…?」
と直球で聞かれ、尚且つ原因まで言い当てた千夏に、思わずゼリーを食べようとしていた手が止まった。
嘘でしょ…?
いや、だってね?
失礼だけど、あの千夏が言い当てるなんて誰が想像出来る?
うーん…千夏も成長したのかな。
そう感心しつつ、とりあえずこの子にだけでも話そうと思った。
元彼と付き合っていたことも別れたことも、知っているのは千夏だけだ。
色々めんどくさいから、という理由で周りにはバレないよう付き合っていた。
社内で話すのは必要最低限、帰りも別々。会うのはどちらかの家かホテル。
どちらかというと淡白だったような気もするが、今考えると秘密のままで良かった。
もしも千夏と課長みたいに関係が周知の事実にでもなっていたら、私は哀れみと同情の目で見られていたことだろう。
そんなことに耐えられるわけがない。

