初めての恋はあなたと。番外編

「千夏」

「は、はい」

「今から俺の家に来ても大丈夫か?」

「あ、大丈夫です」


さっきまで抜けようとか思っていたし、抜けた後は家に直行と考えていた。

和也さんの部屋に二人きりは今だに緊張するけど…ちゃんと今日のことは話したい。


「じゃあ荷物を取っておいで。出口で待ってるから」

「和也さんはいいんですか?大学時代のお友達と飲み会だったんじゃ…」

「大丈夫だ。これでも頻繁に会ってるし、今は君を優先したい」


な、何て恥ずかしいことをサラリと言うんですか…!
しかも平然とした顔で‼︎
私の心臓を壊す気ですか⁉︎

さっき熱くなった顔が更に熱くなった気がした。


「と、取って来ます!」


恥ずかしさに耐えられなくなった私は、早足でその場を去った。

後ろで和也さんがクスクスと笑っていたのは、もう言う必要はないかもしれない。