「あっ…」
思わず声を出してしまったのは、ホールに続く短い廊下を塞ぐように壁にもたれかかっている人がいたから。
確か…さっきの合コンにいた坂井さん。
話題が豊富で、場の盛り上げ役だった。
私の声に気付いた坂井さんは、ゆっくりと体を壁から離しこちらにやって来た。
「あ、あの…?」
「今から2人で抜けない?」
「…はい?」
今抜けないとか言われた?
しかも2人って…まさか私と坂井さんってこと⁉︎
この流れはダメなやつではありませんか⁉︎
「あ、いえ、その…」
急用があるから一人で抜けると言えばいいのに、初めてのことで上手く言葉が出てこない。
そんな私を見た坂井さんはクスクスと笑う。
「そういった恋愛慣れしてない感じいいね」
「なっ!」
れ、恋愛慣れしてないって…。
確かにそうですけど!
でも坂井さんには関係ない‼︎
「失礼します!」
腹が立った私は勢いよく坂井さんの前を通り過ぎようとした。
しかし、ガシッと坂井さんに腕を掴まれてしまった。
そして気付けば私の背中には壁が、目の前には坂井さんが。
…ま、まさか壁ドンとかいうやつですか?
「逃がさないよ」
見上げればすぐ近くで、坂井さんがニコリと意地悪そうに笑った。
思わず声を出してしまったのは、ホールに続く短い廊下を塞ぐように壁にもたれかかっている人がいたから。
確か…さっきの合コンにいた坂井さん。
話題が豊富で、場の盛り上げ役だった。
私の声に気付いた坂井さんは、ゆっくりと体を壁から離しこちらにやって来た。
「あ、あの…?」
「今から2人で抜けない?」
「…はい?」
今抜けないとか言われた?
しかも2人って…まさか私と坂井さんってこと⁉︎
この流れはダメなやつではありませんか⁉︎
「あ、いえ、その…」
急用があるから一人で抜けると言えばいいのに、初めてのことで上手く言葉が出てこない。
そんな私を見た坂井さんはクスクスと笑う。
「そういった恋愛慣れしてない感じいいね」
「なっ!」
れ、恋愛慣れしてないって…。
確かにそうですけど!
でも坂井さんには関係ない‼︎
「失礼します!」
腹が立った私は勢いよく坂井さんの前を通り過ぎようとした。
しかし、ガシッと坂井さんに腕を掴まれてしまった。
そして気付けば私の背中には壁が、目の前には坂井さんが。
…ま、まさか壁ドンとかいうやつですか?
「逃がさないよ」
見上げればすぐ近くで、坂井さんがニコリと意地悪そうに笑った。

