「こここから先はその、あまり気にしないで下さいね?」
「え?」
あまり気にするな?
彼女の、意図の読めない発言に頭の中に疑問符を浮かべた。
…彼女の言うことを気にしない訳がないのに。
そう言おうとしたが、目の前の彼女が言いだそうとしているのを止めるわけにもいかない。
開きかけた口を閉じて、彼女の言葉を待つ。
「…和也さんとの子供なら何人でも欲しいです」
彼女は聞こえるギリギリの声量で言ったかと思えば、耳まで真っ赤にして俯いた。
…だから何なんだこの子は。
きっと彼女なりの一生懸命な答えなんだろうけど…可愛くて、どうしようもないとかいうレベルではない。
自分でもよく分からない感情だ。
とにかく分かるのは、俺の我慢が既に限界を超えているということ。
これ以上抑えると俺は彼女を、場所を問わず抱きしめてしまうかもしれない。
「他に見たいところはあるか?」
「へ?…いえ、ないですけど…」
だからやめてほしい。
そうやって無意識に悲しそうな、寂しそうな表情を見せないでほしい。
「帰ろう。早く二人きりになりたい」
「はい…って、え⁉」
俺は焦る彼女の手を握り歩き出した。
彼女はというと、「和也さんっ」と焦った声を上げる。
そんな彼女に悪いと思いながら、無言で彼女の手を握ったまま家路を急いだ。
「え?」
あまり気にするな?
彼女の、意図の読めない発言に頭の中に疑問符を浮かべた。
…彼女の言うことを気にしない訳がないのに。
そう言おうとしたが、目の前の彼女が言いだそうとしているのを止めるわけにもいかない。
開きかけた口を閉じて、彼女の言葉を待つ。
「…和也さんとの子供なら何人でも欲しいです」
彼女は聞こえるギリギリの声量で言ったかと思えば、耳まで真っ赤にして俯いた。
…だから何なんだこの子は。
きっと彼女なりの一生懸命な答えなんだろうけど…可愛くて、どうしようもないとかいうレベルではない。
自分でもよく分からない感情だ。
とにかく分かるのは、俺の我慢が既に限界を超えているということ。
これ以上抑えると俺は彼女を、場所を問わず抱きしめてしまうかもしれない。
「他に見たいところはあるか?」
「へ?…いえ、ないですけど…」
だからやめてほしい。
そうやって無意識に悲しそうな、寂しそうな表情を見せないでほしい。
「帰ろう。早く二人きりになりたい」
「はい…って、え⁉」
俺は焦る彼女の手を握り歩き出した。
彼女はというと、「和也さんっ」と焦った声を上げる。
そんな彼女に悪いと思いながら、無言で彼女の手を握ったまま家路を急いだ。

