うっ…… そんなかわいそうな顔するなんて卑怯だ…… 「さ、さっきと同じくらいでいいの?」 「注いできてくれるのか?」 「仕方ないな―……」 あんなこと言われて、あんな顔されたらあたしは敵わないよ…… 「もう怒ってないわけ?」 「もう怒ってないよ」 「ほんとに?」 「ほんと」 蜜くんからスープ皿受け取り、立ち上がる。 「ふぅ―ん。やっぱり美乃里っておバカだな」 「…………はあ!!?」 い、今この人なんて言いました!?