「あ、あのごめんね。こんな朝早くから」
「……」
「きょ、今日入学式でしょ?初日から遅刻とかダメだから蜜くんちゃんと起きれてるかな―……って思って……」
「……」
「蜜くん……?」
「せ、制服……」
「制服?あっ、これはつい嬉しくって早いけどもう着ちゃってるの!」
本当に嬉しそうに俺に微笑みかける美乃里。
濃いめの紺のブレザーに、赤のチェックのスカート。
そしてうちの校章が緑色の刺繍でほどこされたネクタイ。
「それでね、もしよかったからなんだけど、一緒に入学式行かない?」
「え?」
「あっ、もしよかったらなんだけど……」


