「震えてる……」
「え……?」
「ごめん、怖かったな……」
小刻みに震えているあたしの手をそっと握り、ギュッと抱きしめてくる。
「お、怒ってないの……?」
「怒ってるというより、不安だった」
「……不安?」
抱きしめたまま、そう話す蜜くん。
「起きたら美乃里がどこにもいないから。またあんな風に怖い思いしてるんじゃないかって心配で……」
あたしのことを心配してくれたの……?
だからあんなに……
「携帯にも出ないから、もういてもたってもいられなくて……」
「え?携帯なら持って行ってたよ?」
ポケットから携帯を取り出す。


