「っ……」


おかしい。


どう考えてもおかしい。


「美乃里、ちょっと待てって」


そう言っても脱ぐのをやめようとしない。


上半身下着姿になりその下着にも手を伸ばした……


「美乃里!!」



さすがにヤバいと思ってその腕を止める。


「な、なんで……」


なんでって……


「できねぇよ。今の美乃里と」


昨日とはわけが違う。


あの時は美乃里は怖がりながらも俺を受け入れようとしてくれた。


でもあの時無意識に震えてた美乃里に、俺が怖くなってやめた。



壊してしまいそうで……



でも今の美乃里は、明らかに様子がおかしい。


「そ、そうだよね……。あたしなんかとできないよね……」


「は?何言って……美乃里!?」


脱いだ制服を羽織って、俺を押しのけて部屋を出て行った美乃里。