「ほんとお前ってほっとけないんだよな―……。マジで俺の妹みたいで」
いつもいつもこの人はあたしのことを妹扱い。
同じ年なのに……
「やっぱり工くん、シスコンだね」
「違う。俺は妹が大好きなだけだ」
それをシスコンって言うんだけど……
「ってかわざわざこんなところで話さなくてもいいのに」
「どうせお前のことだから海に気を使うと思って、教室は避けてやったんだよ」
ほんと、変なとこが優しい。
「あたしなら大丈夫だか……」
――ガチャ
え?
「……あら。お邪魔しちゃった?」
突然非常階段のドアが開いてそこに立っている女の人。
この人……確か蜜くんと同じ生徒会役員の……
「あなた……蜜の彼女よね?」
ゆっくりと近づいてくる女の人。
なぜか胸がドキドキする。


