あ、あたしこんな状態で本当にできるの!?


蜜くんの上半身を見ただけで、こんな胸がドキドキうるさいんだよ!?


ほんと、ドキドキして死んじゃうよ―……



で、でも、覚悟は決めたんだ。


今日蜜くんはあたしにたくさんの幸せをくれた。


あたしがその気持ちに返せる方法……



って、あたしじゃお返しにもならないかもだけど……


シャワーを浴びながら、自分の胸を見つめる。


なんでもう少し大きく育たなかったかな~~


なんていまさら無意味な愚痴を胸にこぼす。



シャワーを浴びて、タオルで拭き、そっと洋服ダンスからそれを取り出す。


な、なんか変な気分。


こんなドキドキしながら下着を身に着けるなんて……


ってか、勝負下着だって思うから、なおさらドキドキする……



頬を軽くパンパンと叩いて、洗面所を出た。


――ドキッ


ベットで座ってあたしを見る蜜くん。