「行こ!」


「あ、あぁ」


アパートを一緒に出て、駅に向かう。


いつものように楽しそうに話す美乃里。


でも、そんな美乃里をうまく見ることができない。


だって……


こんなかわいくしてくるなんて聞いてねぇぞ!!


ふわふわの髪に普段あまりしないメイク。


淡いクリーム色のフリルがついてるこれまた美乃里にピッタリなワンピース。



いつもジーパンとTシャツとか制服とかの姿しか見てこなかったから……



俺、ギャップに弱かったのかもっ……


自分がこんなにあためくなんて思ってもいなくて、でもその姿の美乃里を見たくてチラチラと覗き見る。



「それでね蜜くん」


「っ!!」


や、やべっ!!



思いっきり、目そらせてしまった!!