そうだよね…… だって蜜くんが選んだ人なんだもんね…… いい人に決まってる…… でも……あたし…… 「あ、あのっ!!」 「え?」 帰ろうと背を向けていた透子さんを呼び止める。 「み、蜜くんは今あたしの部屋で寝てます」 「え……?」 「あっ!って言っても、体調が悪くて倒れちゃってあたしの部屋で休んでるってだけですけど……」 ズルいな―…… あたし。 好きだって気持ちは負けないなんて思って呼び止めておきながら、すぐに弱気になってるんだから……