な、なんでこの人が……
「あなた蜜のお隣さんかしら?その制服、蜜と同じ高校よね?」
「っ……」
端整な顔立ちで、すらっとしたスタイルのいい綺麗な人。
あの時は遠目だったけど、すぐにわかった。
蜜くんがあの優しい瞳で笑いかけてた人だ……
「ねぇ?大丈夫?」
どうしよう……
どうしよう……
手が震える。
「あぁ―……っと、あたしは宮部[みやべ]透子っていいます」
宮部……透子さん……
「ここの住人に会いに来たんだけど、ここって蜜の部屋であってる?あいつなかなか部屋に入れてくれないからさ、来ちゃった」
そういってお茶目そうにペロッと舌を出す。


