眠った蜜くんの頬にそっとキスを落とす。
「熱冷ましシート買ってくるね……」
眠って聞いてないだろうけど、そう蜜くんに伝えて財布を手に取った。
自販機に行こうと思ってたから、たまたま財布を握りしめたまま学校を飛び出した。
今思えば財布持っててよかった。
そうじゃなきゃタクシーも乗れなかったしね。
ひとまず海に連絡しないと……
あのまま飛び出してきたし、心配してるよね。
ポケットに入れっぱなしだった携帯を取り出す。
あぁ―……やっぱりいっぱい海から連絡来てる。
怒られるかな~~
怒るよね……
突然学校サボったんだから……
はぁ―……でも、ちゃんと海にも話そう。
あたしの正直な気持ち。


