「はぁ―……」 あぁ、後で海に連絡しなくちゃ…… でも…… 「あっ、悪い」 パッと掴んでいた手を放した工くん。 「手、痛かったか?無理に連れ出したしな……」 「え?」 あっ、もしかしてあたしがため息ついたから? それを気にしてくれたの? 「でも、お前が困ってたように見えたから」 困ってる…… 「違ったら悪い」 あぁ…… だから工くんは無理にあたしを連れ出してくれたんだ…… あたしが海にうまく気持ちを伝えられてなかったから……