『えぇ~なんでよ~~』


あぁ、うるせぇ―……


『なんで部屋に行っちゃダメなわけ?もしかしてあんた何か隠してるんじゃ……』


――ドキッ


「別に何もねぇよ」


少し心臓が跳ねたが、そこは冷静に返した。



『ふぅ―ん、あっそ』


「つーかなんの用事だよ。電話してきて」



『あっ、そうそう。明日の夕方買い物付き合ってよ」


「は?なんで俺が」



少しイラつきながら返す。


『たまにはいいじゃん。来てくれなきゃ、アパートまで行くよ』


っ……


こいつなら本当にやりかねない。