おおっ、と。

長老が声を上げる。

メグは更に指示を出す。

「次、『連射で』『全弾命中』」

「わかった」

連射なら…イメージはマシンガンだ。

無数の弾丸をばら撒く、速射に長けた銃。

先程と同じように弾丸を装填。

一気に引き金を引き絞る!

そのイメージと共に射出されたのは、矢の形状の無数の魔力!

数にして二十、いや三十はあるだろうか。

流石に全弾とはいかなかったものの、八割から九割は光の玉を確実に捉えた。

いいぞ、いける。

銃のイメージなら、魔力を無駄に消費する事なく、確実に矢をコントロールできる。

「それじゃあ最後」

メグが最後の指示を出した。

「光の玉を『一発で』『破壊しなさい』」