Last Night

「...音が...聞こえるんです」


「音?...」


唐突な言葉に僕は思わず眉を寄せる。


「家に何かがいるんですっ!ずっと、ずっと聞こえて...前までは夜だけだったのに今では朝まで...お願いします!助けてくださいっ!お願いします...」