【side龍二】


いつものように仕事が終わるとひたすらバイクを走らせる。


高校に行かずにはじめた仕事。

そこで貰った金をためてやっと買ったバイク。



いつもは何時間もただただ走らせ続ける。



だが、今日は違った。


バイクを走らせていると目の前に人がいるのが見えた。

やっべっ!!

慌ててブレーキをかける。





なんとかギリギリで轢かずにすんだ。


「おいっ!!危ねーだろっ!!」