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入隊式は大きな体育館のような広場で行われた。
入学した時に振られていた番号順に入学生が並んでいた。
319名居た入学生はおよそ200名近くまで減っていた。
おそらく、実践で不合格とみなされたのだろう。
ここに残っていることに少しだけ自信が持てた気がした。
「今日は入隊式!これから討伐学校の研修生として、そして部隊の一員として皆さんには文武ともに励んで頂く!」
おそらく学長だと思われる小さな老婆は入学生に喝を入れた。
「まずはじめに、部隊を発表する。
部隊とは、討伐におけるチームじゃ。
全部で13部隊あり、各部隊に400名程度所属しておる。
部隊ごとに担当エリアが存在しており、担当エリアにデーモンが出現したら、出動してもらう。
各エリアにはセイント総量制限のため、人間は2名までしか入ることはできないが、デーモンはエリアをどんどん移動する。
デーモンの移動に合わせ、部隊の隊員はエリアを先回りする。
だいたい1回の戦闘に20人程度が出動する感じじゃ。
部隊は力関係が均等になるように振り分けられている。
新入生全員をすでに13部隊に振り分けておる。
名前を呼んだら、部隊順に並ぶが良い!
右から1番隊、左が13番隊じゃ!
キース隊長、読み上げてくれい!
」
「はっ!それでは、各番号順に隊の番号を読み上げる!聞き漏らしの内容に注意したまえ!
番号1 ハルキ、12番隊!
番号2 タール、4番隊!
.......
」
次々と自分の前の番号の新入生が振り分けられる。
そういえば、ルクセンティスが言ってた“ルキ”って男、何番隊になるんだろう?
ロイは聞き耳を立てて、自分とルキ、そして凛の番号を聞いていた。
「122番 ルキ、1番隊!」
周囲が一瞬ガヤガヤとざわついた。
おそらく隊長格やその他の隊員からもすでに一目置かれているのだろう。
どんなやつなんだ?
人混みの中、1番右の1番隊に行くルキをロイはじっと見た。
真っ白い髪に、真っ白い肌
透き通った銀色のような目
顔は笑顔が似合わないくらいの無表情
アイツが1番強いのか.....!!!!!
ロイはワクワクした。
昨日まで失っていた感覚がやっと戻ってきた。
「おい!聞いてるのか?129番 ロイ、3番隊だ。」
ロイはひとり考え、ワクワクしているとすでに名前を呼ばれていた。
慌てて3番隊の列に向かった。
ルクセンティスが隊長の隊か!よかった!
笑みを浮かべ並んでいると、前には見たことがあるツインテールがあった。
「あっ!!!弱虫君、アンタも3番隊なのね!ホントに腐れ縁ね!!」
凛も3番隊
ロイは凛の罵倒に少し嫌気が差しながらも、嬉しかった。
父さん、母さん
これから僕はこの世界の災いと戦います
きっと世界は良くなるから
全員の配属が決定し、討伐隊の一員としての生活が今スタートした。
入隊式は大きな体育館のような広場で行われた。
入学した時に振られていた番号順に入学生が並んでいた。
319名居た入学生はおよそ200名近くまで減っていた。
おそらく、実践で不合格とみなされたのだろう。
ここに残っていることに少しだけ自信が持てた気がした。
「今日は入隊式!これから討伐学校の研修生として、そして部隊の一員として皆さんには文武ともに励んで頂く!」
おそらく学長だと思われる小さな老婆は入学生に喝を入れた。
「まずはじめに、部隊を発表する。
部隊とは、討伐におけるチームじゃ。
全部で13部隊あり、各部隊に400名程度所属しておる。
部隊ごとに担当エリアが存在しており、担当エリアにデーモンが出現したら、出動してもらう。
各エリアにはセイント総量制限のため、人間は2名までしか入ることはできないが、デーモンはエリアをどんどん移動する。
デーモンの移動に合わせ、部隊の隊員はエリアを先回りする。
だいたい1回の戦闘に20人程度が出動する感じじゃ。
部隊は力関係が均等になるように振り分けられている。
新入生全員をすでに13部隊に振り分けておる。
名前を呼んだら、部隊順に並ぶが良い!
右から1番隊、左が13番隊じゃ!
キース隊長、読み上げてくれい!
」
「はっ!それでは、各番号順に隊の番号を読み上げる!聞き漏らしの内容に注意したまえ!
番号1 ハルキ、12番隊!
番号2 タール、4番隊!
.......
」
次々と自分の前の番号の新入生が振り分けられる。
そういえば、ルクセンティスが言ってた“ルキ”って男、何番隊になるんだろう?
ロイは聞き耳を立てて、自分とルキ、そして凛の番号を聞いていた。
「122番 ルキ、1番隊!」
周囲が一瞬ガヤガヤとざわついた。
おそらく隊長格やその他の隊員からもすでに一目置かれているのだろう。
どんなやつなんだ?
人混みの中、1番右の1番隊に行くルキをロイはじっと見た。
真っ白い髪に、真っ白い肌
透き通った銀色のような目
顔は笑顔が似合わないくらいの無表情
アイツが1番強いのか.....!!!!!
ロイはワクワクした。
昨日まで失っていた感覚がやっと戻ってきた。
「おい!聞いてるのか?129番 ロイ、3番隊だ。」
ロイはひとり考え、ワクワクしているとすでに名前を呼ばれていた。
慌てて3番隊の列に向かった。
ルクセンティスが隊長の隊か!よかった!
笑みを浮かべ並んでいると、前には見たことがあるツインテールがあった。
「あっ!!!弱虫君、アンタも3番隊なのね!ホントに腐れ縁ね!!」
凛も3番隊
ロイは凛の罵倒に少し嫌気が差しながらも、嬉しかった。
父さん、母さん
これから僕はこの世界の災いと戦います
きっと世界は良くなるから
全員の配属が決定し、討伐隊の一員としての生活が今スタートした。
